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理由で解く 理学療法士

抗重力位の姿勢を自力で保持できれば、その保持を担う筋は段階3以上と推測できる。図は右下肢を床から浮かせた左下肢での片脚立位で、骨盤を水平に保つ左中殿筋が抗重力位で働いている。
Danielsらの徒手筋力テストで段階3は「抗重力位で全可動域を完遂・保持できる(抵抗は加えない)」レベルである。したがって、抗重力位のある姿勢を自力で保持できたなら、その保持を担っている筋は少なくとも段階3以上と判断できる。図の肢位は、右上肢を肩関節外転位に挙げ、左手を腰に当て、右下肢を床から浮かせて左下肢だけで立つ片脚立位である。片脚立位では、支持側(左)の股関節外転筋が骨盤を遊脚側へ落とさないように働き続ける必要があり、これが抗重力の働きにあたる。5秒間保持できたことから、左中殿筋は段階3以上と推測できる。一方、左上肢は腰に手を当てた下垂位、右肘は伸展位、右下肢は非荷重で軽く浮かせているだけであり、他の選択肢の筋は抗重力位でその運動を保持していないため、この姿勢からは段階を推測できない。
| 段階 | 判定基準 |
|---|---|
| 5 | 抗重力位で全可動域+最大抵抗に抗する |
| 4 | 抗重力位で全可動域+中等度抵抗に抗する |
| 3 | 抗重力位で全可動域が可能(抵抗なし) |
| 2 | 除重力位で全可動域が可能 |
| 1 | 筋収縮を触知(関節運動なし) |
| 0 | 筋収縮なし |
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