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理由で解く 理学療法士

QP54A038 基礎理学療法学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午前 問38
問題
成人に対する一次救命処置で正しいのはどれか。
選択肢
1 胸骨圧迫は1分間に100〜120回のテンポで行う。
2 胸骨圧迫は胸骨が1cm程度沈む強さで圧迫する。
3 AEDによる電気ショック後には胸骨圧迫を行わない。
4 人工呼吸〈口対口呼吸〉の吹込みは続けて10回以上行う。
5 胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える。
解答
正解1(胸骨圧迫は1分間に100〜120回のテンポで行う。)
解説

成人BLSの胸骨圧迫は1分間100〜120回のテンポ、深さ約5cm、絶え間なく行う。人工呼吸は2回、ショック時は接触せず、ショック後は直ちに圧迫再開。

成人の一次救命処置(BLS)では、質の高い胸骨圧迫が最も重要である。圧迫のテンポは1分間に100〜120回、深さは胸骨が約5cm沈む(6cmを超えない)強さとし、圧迫解除時は完全に胸を戻す。人工呼吸を行う場合は胸骨圧迫30回に対し2回であり、続けて何回も吹き込むものではない。AEDの電気ショックは感電防止のため傷病者に誰も触れていない状態で通電し、ショック直後はただちに胸骨圧迫を再開して中断時間を最小化する。これらの原則から、テンポを正しく述べた選択肢1が正答となる。

✓ 1. 正しい
胸骨圧迫は1分間に100〜120回のテンポで行う。
現行ガイドラインの推奨テンポで正しい
✗ 2. 誤り
胸骨圧迫は胸骨が1cm程度沈む強さで圧迫する。
適切な深さは約5cm(6cm以下)。1cmでは浅すぎる
✗ 3. 誤り
AEDによる電気ショック後には胸骨圧迫を行わない。
ショック直後にただちに胸骨圧迫を再開する
✗ 4. 誤り
人工呼吸〈口対口呼吸〉の吹込みは続けて10回以上行う。
胸骨圧迫30回に対し人工呼吸は2回
✗ 5. 誤り
胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える。
胸骨圧迫をしながらAEDによる電気ショックを与える:通電時は感電防止のため傷病者に触れない
ポイント
  • テンポ100〜120回/分
  • 深さ約5cm(6cm以下)
  • 圧迫30回:人工呼吸2回
  • ショック時は非接触・直後に圧迫再開
比較表
成人BLSの要点
項目推奨
圧迫テンポ100〜120回/分
圧迫の深さ約5cm(6cmを超えない)
圧迫:換気比30:2
ショック後ただちに圧迫再開
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