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理由で解く 理学療法士

QP54A033 理学療法評価学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午前 問33
問題
上腕二頭筋腱炎で陽性所見を呈する検査はどれか。
選択肢
1 Adsonテスト
2 Apleyテスト
3 Finkelsteinテスト
4 Kempテスト
5 Yergasonテスト
解答
正解5(Yergasonテスト)
解説

上腕二頭筋長頭腱炎の誘発テストはYergasonテスト。肘屈曲位で前腕回外に抵抗を加え、結節間溝部の疼痛で陽性。

上腕二頭筋長頭腱は結節間溝(上腕骨大結節と小結節の間の溝)を通過するため、この部位で腱炎を生じやすい。Yergasonテストは肘90°屈曲・前腕回内位から、検者の抵抗に抗して前腕を回外(および肘屈曲)させ、結節間溝部に疼痛が誘発されれば陽性とする。上腕二頭筋は前腕回外の主動作筋であるため、この収縮ストレスで長頭腱・結節間溝部の炎症が刺激される。各テストは評価対象となる部位・疾患が明確に異なり、検査の目的を理解して選択する。

✗ 1. 誤り
Adsonテスト
胸郭出口症候群(前斜角筋部での血管神経圧迫)の評価
✗ 2. 誤り
Apleyテスト
膝半月板損傷の圧迫・回旋テスト
✗ 3. 誤り
Finkelsteinテスト
de Quervain病(短母指伸筋・長母指外転筋腱鞘炎)の評価
✗ 4. 誤り
Kempテスト
腰椎の椎間関節障害・神経根症状の誘発テスト
✓ 5. 正しい
Yergasonテスト
上腕二頭筋長頭腱炎(結節間溝部)の評価
ポイント
  • Yergason=上腕二頭筋長頭腱炎
  • 前腕回外抵抗で結節間溝部痛
  • テストごとの評価対象を区別する
比較表
整形外科的テストと評価対象
テスト評価対象
Yergason上腕二頭筋長頭腱炎
Adson胸郭出口症候群
Finkelsteinde Quervain病
Apley膝半月板損傷
Kemp腰椎椎間関節・神経根
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