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理由で解く 理学療法士

QP54A025 理学療法評価学

出典:第54回理学療法士国家試験(2019)午前 問25
問題
関節可動域が正常な患者に対し、Danielsらの徒手筋力テストの段階5の検査で、軽度屈曲位で抵抗を加えるのはどれか。
選択肢
1 肩関節伸展
2 肘関節伸展
3 手関節伸展
4 股関節伸展
5 頸部複合伸展
解答
正解2(肘関節伸展)
解説

肘関節伸展は完全伸展位で骨性に固定(ロック)されるため、段階5では軽度屈曲位で抵抗を加える。

Danielsらの徒手筋力テストで段階5(正常)は最大抵抗に抗して最終域を保持できるかを判定する。肘関節は完全伸展位になると肘頭が肘頭窩に嵌まり込んで骨性に固定(ロック)され、この肢位で抵抗を加えると上腕三頭筋の筋力に関係なく関節が安定してしまい、真の筋力を評価できない。そのため肘関節伸展の検査では、ロックを避けるために軽度屈曲位(完全伸展の手前)で抵抗を加えるのが正しい。他の運動は最終可動域付近で骨性ロックが問題にならず、軽度屈曲位という特別な配慮は不要である。

✗ 1. 誤り
肩関節伸展
腹臥位で最終域まで伸展させて抵抗を加える。軽度屈曲位の指定はない
✓ 2. 正しい
肘関節伸展
完全伸展位で肘頭がロックするため、軽度屈曲位で抵抗を加える
✗ 3. 誤り
手関節伸展
前腕固定下に手関節伸展位で抵抗を加える
✗ 4. 誤り
股関節伸展
腹臥位で伸展位に保持し抵抗を加える
✗ 5. 誤り
頸部複合伸展
腹臥位で頸部伸展位に保持し抵抗を加える
ポイント
  • 肘関節は完全伸展でロックするため段階5は軽度屈曲位で抵抗
  • ロック肢位では骨性安定で筋力を過大評価してしまう
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