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理由で解く 理学療法士
Down症児は筋緊張低下(低緊張)と関節弛緩性が特徴。腹臥位での初期移動では股関節が外転・外旋した「がに股(カエル肢位)」の広い支持基底面で這う。
Down症候群では全身の筋緊張低下(hypotonia)と関節の過度な弛緩性が中核的な特徴で、これが運動発達の遅れと運動パターンの質的特徴を生む。腹臥位での初期の移動(ずり這い〜四つ這いの前段階)では、体幹の抗重力保持が弱いため支持基底面を広げて安定を得ようとし、股関節を外転・外旋した肢位(いわゆるカエル様肢位)をとる。尖足傾向・上肢の過剰な引き込み・緊張性迷路反射の残存はいずれも痙直型脳性麻痺など筋緊張亢進を示す病態の特徴で、低緊張が主体のDown症児の像とは対照的である。下肢の交互性の欠如は特徴的所見とは言えず、外転肢位が最も的確にDown症児の初期移動を表す。
| 病態 | 運動の特徴 |
|---|---|
| Down症(低緊張) | 股関節外転外旋(カエル肢位)・支持面を広くとる |
| 痙直型脳性麻痺(高緊張) | 尖足・上肢屈曲引き込み・原始反射の残存 |
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