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理由で解く 理学療法士
猿手は正中神経麻痺による母指球筋萎縮で母指対立が不能となった状態。母指を対立位に保持する短対立装具(対立スプリント)を用いる。
猿手(ape hand)は正中神経麻痺で母指球筋(短母指外転筋・母指対立筋など)が麻痺・萎縮し、母指が手掌と同一平面に落ち込んで対立ができなくなった状態である。これに対しては母指を対立位(外転・掌側外転)に保持し、つまみ動作を可能にする短対立装具(オポーネンス・スプリント)が用いられる。コックアップ・スプリントは橈骨神経麻痺の下垂手に対し手関節を背屈保持するもの、虫様筋カフ(ナックルベンダー系)は尺骨神経麻痺の鷲手でMP関節の過伸展を防ぐもの、手関節駆動式把持装具は頸髄損傷(C6レベル)の把持再建、BFO(balanced forearm orthosis)は上肢近位筋の重度筋力低下に対する上肢懸垂装具であり、いずれも猿手には該当しない。
| 神経・変形 | 装具 |
|---|---|
| 正中神経麻痺(猿手) | 短対立装具 |
| 橈骨神経麻痺(下垂手) | コックアップ・スプリント |
| 尺骨神経麻痺(鷲手) | 虫様筋カフ/ナックルベンダー |
| 頸髄損傷C6 | 手関節駆動式把持装具 |
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