学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP53P042

理由で解く 理学療法士

QP53P042 理学療法治療学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午後 問42
問題
関節リウマチの開張足を矯正する装具で最も適切なのはどれか。
選択肢
1 外側ウェッジ
2 外側Tストラップ
3 踵補高
4 逆Thomasヒール
5 メタタルサルアーチサポート
解答
正解5(メタタルサルアーチサポート)
解説

開張足は横アーチ(中足骨アーチ)の低下により前足部が扇状に開いた変形。中足骨骨頭部を下から支えるメタタルサルアーチサポート(中足骨パッド)で横アーチを支持する。

関節リウマチでは滑膜炎により中足趾節(MTP)関節が障害され、横アーチが低下して開張足となり、中足骨骨頭部への荷重集中による疼痛や胼胝を生じる。これに対しては中足骨骨頭のやや近位に置いて横アーチを持ち上げるメタタルサルアーチサポート(中足骨パッド)が最も適切で、骨頭部への荷重を分散し疼痛を軽減する。外側ウェッジや外側Tストラップは後足部・足関節の内外反矯正、踵補高は下肢長差やアキレス腱短縮、逆Thomasヒールは扁平足(内側縦アーチ)に対する矯正であり、開張足(横アーチ)の直接的矯正には適さない。

✗ 1. 誤り
外側ウェッジ
足底外側を高くし後足部の内反(回外)を促す。開張足の矯正ではない
✗ 2. 誤り
外側Tストラップ
外反足に対し足関節を内側へ引く装具で、後足部のアライメント矯正用
✗ 3. 誤り
踵補高
脚長差やアキレス腱短縮への対応で、横アーチとは無関係
✗ 4. 誤り
逆Thomasヒール
踵の内側を前方に延長し扁平足(内側縦アーチ低下)を矯正するもの
✓ 5. 正しい
メタタルサルアーチサポート
中足骨骨頭近位で横アーチを支持し開張足を矯正・除痛
ポイント
  • 開張足=横アーチ(中足骨アーチ)の低下
  • メタタルサルアーチサポート=中足骨パッドで横アーチ支持
  • RAでは前足部変形・中足骨頭部の疼痛が問題
比較表
足部変形と対応する装具・補正
変形・目的装具・足底補正
開張足(横アーチ低下)メタタルサルアーチサポート(中足骨パッド)
扁平足(内側縦アーチ低下)アーチサポート・逆Thomasヒール
後足部内反/外反の矯正外側/内側ウェッジ・Tストラップ
脚長差・下垂足踵補高
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