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理由で解く 理学療法士

QP53A042 理学療法治療学

出典:第53回理学療法士国家試験(2018)午前 問42
問題
変形性膝関節症の理学療法介入方法について、理学療法診療ガイドライン第1版(日本理学療法士協会)で推奨グレードが最も低いのはどれか。
選択肢
1 協調運動
2 減量療法
3 有酸素運動
4 筋力増強運動
5 ホットパック
解答
正解5(ホットパック)
解説

変形性膝関節症では運動療法(筋力増強・有酸素・協調)や減量が高い推奨グレード。物理療法である温熱(ホットパック)は疼痛緩和の補助的位置づけで推奨グレードが最も低い。

変形性膝関節症(膝OA)に対する保存療法の中心は運動療法である。大腿四頭筋を中心とした筋力増強運動、有酸素運動、関節周囲筋の協調運動、および荷重関節の負担を減らす減量療法は、疼痛軽減・機能改善に対するエビデンスが比較的高く、ガイドラインでも高い推奨グレードが与えられている。一方、ホットパックなどの温熱療法(物理療法)は一時的な疼痛緩和や運動療法の補助としては用いられるが、長期的な機能改善のエビデンスに乏しく、推奨グレードは相対的に最も低い。

✗ 1. 誤り
協調運動
関節周囲筋の協調性改善は運動療法として推奨される(推奨グレードは高め=誤)
✗ 2. 誤り
減量療法
荷重関節の負担軽減に有効で推奨される
✗ 3. 誤り
有酸素運動
疼痛・機能・全身状態の改善に有効で推奨される
✗ 4. 誤り
筋力増強運動
大腿四頭筋強化は膝OA理学療法の中核でエビデンスが高い
✓ 5. 正しい
ホットパック
温熱療法は補助的で長期的エビデンスに乏しく推奨グレードが最も低い
ポイント
  • 膝OAの保存療法の中心は運動療法(筋力増強・有酸素・協調)と減量
  • 温熱(物理療法)は補助的で推奨グレードが低い
  • 大腿四頭筋強化が中核
比較表
膝OAに対する介入の推奨度(概念)
介入位置づけ
筋力増強運動中核・推奨高
有酸素運動推奨高
減量療法推奨高(肥満例)
協調運動運動療法として推奨
ホットパック(温熱)補助的・推奨低
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