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理由で解く 理学療法士

QP52P068 生理学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問68
問題
分娩後の乳汁分泌に作用するホルモンはどれか。
選択肢
1 ドパミン
2 エストロゲン
3 プロラクチン
4 プロゲステロン
5 ゴナドトロピン
解答
正解3(プロラクチン)
解説

乳汁産生はプロラクチン、射乳はオキシトシン。妊娠中の高エストロゲン・プロゲステロンは乳汁分泌を抑制する。

下垂体前葉から分泌されるプロラクチンが乳腺腺房細胞に作用して乳汁の産生を促す。妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンが乳腺を発育させる一方でプロラクチンの乳汁分泌作用を抑えているが、分娩後に胎盤が娩出されてこれらが急減すると、プロラクチンの作用が発現し乳汁分泌が始まる。ドパミン(プロラクチン抑制因子)はプロラクチン分泌を抑制する。射乳(乳汁の射出)はオキシトシンによる。したがって乳汁分泌に直接作用するのはプロラクチンである。

✗ 1. 誤り
ドパミン
プロラクチン抑制因子で乳汁分泌を抑える方向に働く
✗ 2. 誤り
エストロゲン
乳腺発育に関与するが乳汁分泌自体は抑制する
✓ 3. 正しい
プロラクチン
乳腺腺房での乳汁産生を促す主ホルモン
✗ 4. 誤り
プロゲステロン
乳腺発育に関与するが乳汁分泌は抑制する
✗ 5. 誤り
ゴナドトロピン
性腺刺激ホルモンで乳汁分泌には直接作用しない
ポイント
  • 乳汁産生=プロラクチン(下垂体前葉)
  • 射乳=オキシトシン(下垂体後葉)
  • 妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンが乳汁分泌を抑制
比較表
乳汁に関わるホルモン
ホルモン作用
プロラクチン乳汁の産生
オキシトシン射乳(乳汁射出)・子宮収縮
エストロゲン・プロゲステロン乳腺発育/乳汁分泌の抑制
ドパミンプロラクチン分泌の抑制
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