学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 一般 / QP52P041

理由で解く 理学療法士

QP52P041 理学療法評価学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問41
問題
腰椎分離症で分離するのはどれか。
選択肢
1 横突起
2 棘突起
3 椎間板
4 椎弓
5 椎体
解答
正解4(椎弓)
解説

腰椎分離症は椎弓の関節突起間部(pears interarticularis)の疲労骨折であり、上下の関節突起の間で椎弓が分離する。

腰椎分離症は、成長期のスポーツ選手に多い椎弓の関節突起間部(上関節突起と下関節突起の間の峡部=pars interarticularis)に生じる疲労骨折である。伸展・回旋の繰り返しでこの部に応力が集中し、骨癒合しないまま偽関節化すると分離となる。好発は第5腰椎。分離が進行し椎体が前方すべりを起こすと分離すべり症へ移行する。したがって分離するのは椎弓である。

✗ 1. 誤り
横突起
椎弓から側方に突出する突起で、分離症の分離部位ではない
✗ 2. 誤り
棘突起
椎弓後方正中の突起で、分離部位ではない
✗ 3. 誤り
椎間板
椎体間の線維軟骨で、変性はするが分離症の分離部位ではない
✓ 4. 正しい
椎弓
関節突起間部(峡部)の疲労骨折により分離する部位
✗ 5. 誤り
椎体
前方の荷重支持部で、分離部位ではない(すべりは生じうる)
ポイント
  • 腰椎分離症=椎弓・関節突起間部(峡部)の疲労骨折
  • 第5腰椎に好発、成長期スポーツ選手
  • 進行すると分離すべり症へ
比較表
椎骨の構成要素と腰椎分離症
部位特徴・関与
椎体前方の荷重支持部/すべりを生じうる
椎弓(峡部)分離症の分離部位(疲労骨折)
関節突起峡部の上下に位置し椎間関節を構成
棘突起・横突起筋・靱帯付着部、分離部位ではない
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