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理由で解く 理学療法士

QP52P032 理学療法評価学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午後 問32
問題
腰椎椎間板ヘルニアで陽性となるテストはどれか。
選択肢
1 Apleyテスト
2 Patrickテスト
3 Thomasテスト
4 McMurrayテスト
5 大腿神経伸張テスト
解答
正解5(大腿神経伸張テスト)
解説

腰椎椎間板ヘルニアは神経根を圧迫するため、神経伸張テスト(大腿神経伸張テスト・SLR)が陽性になる。

腰椎椎間板ヘルニアは髄核が後方へ突出して神経根を圧迫・牽引し、下肢の放散痛や神経症状を生じる。神経を伸張する肢位で罹患神経根がさらに牽引され疼痛が誘発されるため、神経伸張テストが陽性となる。大腿神経伸張テスト(FNST:腹臥位で膝屈曲・股伸展)は上位腰椎(L2〜L4)ヘルニアで大腿前面痛を誘発し、下位(L4〜S1)ではSLR(下肢伸展挙上)テストが陽性となる。他の選択肢は膝や股関節の整形外科的テストであり、ヘルニアの評価には用いない。

✗ 1. 誤り
Apleyテスト
膝を圧迫+回旋し半月板損傷を評価。腰椎とは無関係
✗ 2. 誤り
Patrickテスト
Patrickテスト(FABERテスト):股関節・仙腸関節の障害を評価
✗ 3. 誤り
Thomasテスト
股関節屈曲拘縮を評価
✗ 4. 誤り
McMurrayテスト
膝の回旋で半月板損傷を誘発
✓ 5. 正しい
大腿神経伸張テスト
神経根を伸張し放散痛を誘発。腰椎椎間板ヘルニアで陽性
ポイント
  • 椎間板ヘルニアは神経根圧迫→神経伸張テスト陽性
  • 大腿神経伸張テスト=上位腰椎(L2〜4)
  • SLRテスト=下位腰椎(L4〜S1)
比較表
整形外科的テストと評価対象
テスト評価対象
大腿神経伸張テスト/SLR腰椎神経根(椎間板ヘルニア)
Patrick(FABER)股関節・仙腸関節
Thomas股関節屈曲拘縮
McMurray/Apley半月板
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