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理由で解く 理学療法士

上腕二頭筋(特に長頭)は肩関節をまたぐため肩屈曲を補助でき、肘屈曲・前腕回外を伴う代償として現れる。
肩関節屈曲のMMTでは主に三角筋前部と烏口腕筋を評価する。これらの筋力が不十分なとき、肩関節をまたいで走行する筋が代わりに働いて上腕を前方挙上しようとする。上腕二頭筋は起始が肩甲骨(長頭は関節上結節、短頭は烏口突起)にあり肩関節前方を通るため肩屈曲を補助でき、代償時には肘屈曲や前腕回外を伴う特徴的な肢位として観察される。したがって図の代償を生じさせている筋は上腕二頭筋である。回外筋(前腕回外のみ)、前鋸筋(肩甲骨外転・上方回旋)、肩甲下筋(肩内旋)、広背筋(肩伸展・内転・内旋)はいずれも肩屈曲を代償する肢位を作らない。代償を防ぐには肘を伸展位に保ち、上腕遠位を触知・観察して肩屈曲そのものを評価することが重要である。
| 筋 | 主な作用 |
|---|---|
| 回外筋 | 前腕回外 |
| 上腕二頭筋 | 肘屈曲・前腕回外・肩屈曲補助 |
| 前鋸筋 | 肩甲骨外転・上方回旋 |
| 肩甲下筋 | 肩関節内旋 |
| 広背筋 | 肩関節伸展・内転・内旋 |
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