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理由で解く 理学療法士

QP52A025 基礎理学療法学

出典:第52回理学療法士国家試験(2017)午前 問25
問題
フレイルの説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 サルコペニアと関連がある。
2 体重は増加している者が多い。
3 虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
4 地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
5 精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。
解答
正解1(サルコペニアと関連がある。)
解説

フレイルは加齢に伴う予備能低下で健康障害に陥りやすい状態。サルコペニア(筋量・筋力低下)を中核に、身体・精神・社会的側面を含み、可逆性がある。

フレイルは加齢により生理的予備能が低下し、ストレスに対する脆弱性が高まった状態で、健常と要介護の中間に位置する。Friedの表現型(体重減少、疲労感、握力低下、歩行速度低下、身体活動低下)に代表され、骨格筋量・筋力が減るサルコペニアが基盤となる。適切な介入で健常に戻りうる可逆性をもつ点が重要。したがってサルコペニアと関連するとした選択肢1が正しい。

✓ 1. 正しい
サルコペニアと関連がある。
サルコペニア(筋量・筋力低下)はフレイルの中核をなし密接に関連する
✗ 2. 誤り
体重は増加している者が多い。
フレイルでは体重“減少”がみられやすく、増加が多いとするのは誤り
✗ 3. 誤り
虚弱高齢者とは区別される病態を有する。
フレイルは虚弱high-riskな高齢者そのものを指す概念で、虚弱高齢者と区別されない
✗ 4. 誤り
地域在住高齢者での該当者は2%程度である。
地域在住高齢者のフレイル該当者は概ね1割前後で、2%程度は過小評価
✗ 5. 誤り
精神的な活力の低下は判断の要素に含まれない。
疲労感・意欲低下など精神・心理的側面も評価要素に含まれる
ポイント
  • フレイルの基盤はサルコペニア
  • 身体・精神・社会的側面を含む多面的概念
  • 介入により改善しうる可逆性がある
比較表
フレイル(Fried表現型)の要素
項目内容
体重減少意図しない減少
筋力低下握力の低下
歩行速度低下歩行速度の低下
疲労感易疲労・活力低下
身体活動低下活動量の減少
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