学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP52A012
理由で解く 理学療法士

嚥下障害→右下葉の誤嚥性肺炎→右下肺野の浸潤影に一致して右胸部で水疱音を聴取(打診は含気低下で濁音)。
嚥下障害のある患者では誤嚥が起こりやすく、右主気管支が左より太く走行が垂直に近いため、誤嚥物は右下葉に落ちやすい。本胸部X線写真では右下肺野に淡い浸潤影・濃度上昇を認め、これは誤嚥性肺炎の典型的な分布と整合する。肺胞や気道に分泌物・滲出液が貯留すると、聴診で水疱音(coarse crackles、粗い断続性ラ音)が聴取される。含気が低下しているため打診はむしろ濁音となり(鼓音ではない)、胸痛・乾性咳嗽・頸静脈怒張はこの病態を直接説明しない。したがって予想される理学所見は右胸部聴診での水疱音である。
| 病態 | 打診 | 聴診 |
|---|---|---|
| 肺炎(浸潤) | 濁音 | 水疱音(湿性ラ音) |
| 気胸 | 鼓音 | 呼吸音減弱・消失 |
| 胸水 | 濁音 | 呼吸音減弱 |
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