学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第11章 ▸ 状況設定 / Q115P119
理由で解く 看護師国試
災害急性期のこころのケアの基本は、悲嘆を否定せず受け止めながら、睡眠・食事など基本的な生活と心身の状態を確認すること(サイコロジカル・ファーストエイドの考え方)。
Cさんは娘の安否不明という状況で自責感を伴う強い悲嘆反応を示しており、発災3日目の急性期にある。この時期の支援はサイコロジカル・ファーストエイド〈PFA〉の考え方に基づき、無理に感情を引き出したり悲嘆を否定したりせず、安全・安心と基本的ニーズ(睡眠・食事・休息)を確保し、心身の状態をアセスメントすることが基本となる。「静かになると思い出して涙が止まらない」という訴えからは不眠や食欲低下が生じている可能性が高く、睡眠と食事の状況を尋ねることは、健康状態の把握と必要な支援(医療につなぐ判断を含む)の起点として適切である。忘却の強要や根拠のない保証、時期尚早な気分転換の提案は、悲嘆の否定や非現実的な期待づけとなり不適切である。
| 対応 | 評価・理由 |
|---|---|
| 睡眠・食事など生活状況の確認 | 適切:基本的ニーズと心身状態の把握〈PFA〉 |
| 傾聴・寄り添い | 適切:悲嘆を否定せず受け止める |
| 忘れるよう促す | 不適切:悲嘆の否定 |
| 「必ず見つかる」と励ます | 不適切:保証できない安易な励まし |
| 新しい活動の提案 | 不適切:急性期には時期尚早 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。