学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第9章 ▸ 状況設定 / Q115P112
理由で解く 看護師国試
自傷直後で「消えてしまいたい」と希死念慮を表出している患者には、まず感情をそのまま受け止める共感的な応答が最優先。説教・批判・一般論は治療関係を損なう。
Aさんは境界性パーソナリティ障害で見捨てられ不安から自傷に至り、「消えてしまいたい。生きている意味がない」と希死念慮を言葉にしている。危機介入の第一歩は、患者のつらさを否定も評価もせずに受け止め、「話してよいのだ」という安心感を与えることである。「死にたいと思うほどつらかったのですね」は、Aさんの言葉を反射しつつ感情に共感する応答であり、信頼関係の形成と希死念慮のさらなるアセスメントにつながる。行動の是非を裁いたり相手の立場を説いたりする声かけは、この時点では患者の孤立感・自己否定感を強める。
| 応答のタイプ | 例 | 評価 |
|---|---|---|
| 共感的受容 | 「死にたいほどつらかったのですね」 | 適切:感情を受け止め信頼関係を築く |
| 説教・禁止 | 「自分を傷つけるのはやめましょう」 | 不適切:感情より行動の是非が先行 |
| 一般論・軽視 | 「返信はすぐできないものですよ」 | 不適切:苦痛を矮小化する |
| 他者配慮の要求 | 「相手の気持ちを考えて」 | 不適切:患者を責める形になる |
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