学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第7章 ▸ 状況設定 / Q115P106
理由で解く 看護師国試
小児の上腕骨骨折(特に肘周囲)とギプス固定では、前腕のコンパートメント症候群による阻血からフォルクマン拘縮をきたす危険があり、術後の観察が必須。
Aちゃんは上腕骨骨折に対する内固定術後にギプス固定を受けている。上腕骨の骨折(小児では上腕骨顆上骨折が代表的)やギプスによる圧迫では、前腕の腫脹・血流障害からコンパートメント症候群を起こし、前腕屈筋群の阻血性壊死による不可逆的な手指の屈曲拘縮、すなわちフォルクマン拘縮に至ることがある。予防には、疼痛の増強、手指の蒼白・チアノーゼ、脈拍の減弱、しびれ、運動障害(5P徴候)や手指の他動伸展時痛の観察が重要で、異常があれば直ちにギプスの除圧など緊急対応を要する。
| 徴候 | 関連する疾患・状態 |
|---|---|
| フォルクマン拘縮 | 上腕骨顆上骨折・ギプス固定後の前腕阻血 |
| クリックサイン | 発育性股関節形成不全〈DDH〉 |
| ガワーズ徴候(登はん性起立) | Duchenne型筋ジストロフィー |
| ばち指 | 先天性心疾患・慢性呼吸器疾患などの慢性低酸素 |
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