学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第6章 ▸ 状況設定 / Q115P105
理由で解く 看護師国試
下顎呼吸は死亡直前の徴候。延命処置を行わない看取りの方針が確認されているため、最期の時間を家族と穏やかに過ごせる環境を整えることが最優先。
四肢の冷感・チアノーゼ・下顎呼吸は死亡直前(数時間以内)の徴候である。Aさんと家族は延命処置を行わない施設での看取りに同意しており、この時期の看護の目標は本人の安楽と、家族が悔いなくお別れの時間を過ごせることに移る。したがって、家族がそばに付き添えるよう居室の環境(椅子の用意、プライバシーの確保、周囲の整頓など)を整えることが最も適切である。死亡直前の喘鳴(死前喘鳴)は咽頭部の分泌物貯留によるもので、吸引では十分に除去できず苦痛を与えるため、体位の調整などで対応するのが原則である。
| 徴候 | 内容 |
|---|---|
| 下顎呼吸 | 下顎を動かしてあえぐような呼吸。死亡直前のサイン |
| 死前喘鳴 | 咽頭部の分泌物貯留によるゴロゴロ音。吸引は原則不要 |
| チアノーゼ・四肢冷感 | 循環不全により末梢から出現 |
| 意識レベル低下 | 傾眠から昏睡へ。聴覚は最期まで保たれるとされる |
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