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理由で解く 看護師国試
肝細胞癌は栄養血管がほぼ肝動脈のみであるのに対し、正常肝は門脈からも血流を受けるため、肝動脈を塞栓すると腫瘍を選択的に壊死させられる。
肝動脈塞栓術〈TAE〉(抗癌薬を併用する場合は肝動脈化学塞栓術〈TACE〉)は、カテーテルで腫瘍の栄養血管である肝動脈を塞栓する治療である。正常な肝組織は血流の約7割を門脈から受けるが、肝細胞癌は血流のほとんどを肝動脈に依存している。この血流支配の違いを利用して肝動脈を塞栓すると、正常肝へのダメージを抑えながら腫瘍を選択的に阻血・壊死させることができる。手術やラジオ波焼灼療法の適応とならない多発例などで広く行われる。囊胞・脂肪肝・急性肝炎は腫瘍性病変ではなく、血管塞栓の対象にならない。
| 治療法 | 概要・主な適応 |
|---|---|
| 肝切除 | 肝機能が保たれ腫瘍が限局している場合 |
| ラジオ波焼灼療法〈RFA〉 | おおむね3cm以下・3個以内の小肝癌 |
| 肝動脈(化学)塞栓術〈TAE/TACE〉 | 多発例など切除・焼灼が困難な場合 |
| 薬物療法(分子標的薬・免疫療法) | 進行例・脈管侵襲や遠隔転移がある場合 |
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