学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第2章 ▸ 一般 / Q115P046
理由で解く 看護師国試
有機リン中毒はアセチルコリンエステラーゼ阻害によるムスカリン様症状(縮瞳・流涎・気道分泌亢進)を呈し、拮抗薬として抗コリン薬のアトロピンを直ちに投与する。
有機リン系殺虫剤はアセチルコリンエステラーゼを阻害し、シナプスにアセチルコリンが過剰に蓄積する。その結果、縮瞳・流涎・発汗・気道分泌亢進・気管支攣縮・徐脈などのムスカリン様症状(コリン作動性クリーゼ)が出現する。本症例の「流涎・縮瞳・呼吸促迫」はその典型像である。治療はムスカリン受容体を遮断する抗コリン薬アトロピン硫酸塩水和物の投与が第一で、あわせて酵素を再賦活するプラリドキシム〈PAM〉も用いられる。気道分泌亢進による窒息・呼吸不全が生命の危険となるため、アトロピンは直ちに投与する。
| 中毒原因物質 | 解毒・拮抗薬 |
|---|---|
| 有機リン(殺虫剤・サリン) | アトロピン、プラリドキシム〈PAM〉 |
| アセトアミノフェン | アセチルシステイン |
| ワルファリン | ビタミンK製剤 |
| 麻薬(オピオイド) | ナロキソン |
| ベンゾジアゼピン系 | フルマゼニル |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。