学習トップ理由で解く 看護師国試第2章 ▸ 必修 / Q106A012

理由で解く 看護師国試

Q106A012 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第106回看護師国家試験(2017)午前 問12
問題
喀血が起こる出血部位で正しいのはどれか。
選択肢
1 頭蓋内
2 気道
3 食道
4 胆道
解答
正解2(気道)
解説

喀血は気道(気管・気管支・肺)からの出血で、咳とともに鮮紅色・泡沫状の血液を喀出する。

喀血とは、気管・気管支・肺実質など下気道からの出血が咳嗽に伴って口から吐き出される現象である。鮮紅色で泡沫(あわ)を含み、アルカリ性で、痰と混じることが多い。これに対し、食道・胃など消化管からの出血は嘔吐に伴って吐き出される『吐血』で、胃酸の影響で暗赤色〜コーヒー残渣様となり酸性を示す。出血部位を問う本問では気道が正答となる。

✗ 1. 誤り
頭蓋内
頭蓋内出血は脳出血・くも膜下出血などで、喀血の出血源ではない
✓ 2. 正しい
気道
気管・気管支・肺からの出血が咳とともに喀出されるのが喀血で、正しい出血部位
✗ 3. 誤り
食道
食道静脈瘤破裂などの出血は吐血として現れ、喀血ではない
✗ 4. 誤り
胆道
胆道出血(ヘモビリア)は消化管へ流入し下血・吐血として現れ、喀血ではない
ポイント
  • 喀血=気道(肺・気管・気管支)由来、咳とともに鮮紅色・泡沫状・アルカリ性
  • 吐血=消化管由来、嘔吐に伴い暗赤色・コーヒー残渣様・酸性
  • 喀血の主な原因:肺結核、肺癌、気管支拡張症など
比較表
喀血と吐血の鑑別
項目喀血吐血
出血部位気道(気管・気管支・肺)上部消化管(食道・胃・十二指腸)
排出様式咳とともに喀出嘔吐に伴い吐出
色調鮮紅色・泡沫状暗赤色〜コーヒー残渣様
性状〈pH〉アルカリ性酸性
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