学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 状況設定 / Q115A094
理由で解く 看護師国試
長期喫煙歴(ブリンクマン指数720)+換気機能低下(%VC 78%・FEV1% 67%)+開胸開腹の大手術→呼吸器合併症(無気肺・肺炎)が最大のリスク。
Aさんは20歳から36年間、1日20本の喫煙歴があり、ブリンクマン指数は20本×36年=720と高値である。呼吸機能検査では%VC 78%(80%未満で拘束性障害)、FEV1% 67%(70%未満で閉塞性障害)と混合性換気障害を示している。食道癌の開胸開腹手術は横隔膜近くの操作と開胸により術後の深呼吸・咳嗽が疼痛で抑制され、気道分泌物の喀出困難から無気肺・肺炎を起こしやすい術式の代表である。喫煙による気道分泌物増加・線毛機能低下が加わるため、術前状況から最も起こる可能性が高いのは無気肺である。凝固系(血小板28万/μL、PT 11秒)は正常で出血リスクの示唆はなく、アルブミン3.8g/dLはおおむね保たれ縫合不全を最優先とする根拠に乏しく、DVTを特に高めるデータもない。
| 分類 | 基準 | 代表疾患 |
|---|---|---|
| 拘束性障害 | %VC 80%未満 | 間質性肺炎、胸郭変形 |
| 閉塞性障害 | FEV1% 70%未満 | COPD、気管支喘息 |
| 混合性障害 | 両方を満たす | 進行したCOPDなど(Aさんはこの状態) |
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