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理由で解く 看護師国試

Q115A080 老年看護学

出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問80
問題
Aさんの生活状況で、国際生活機能分類〈ICF〉の「活動」に該当するのはどれか。
選択肢
1 1人暮らし
2 手すりの設置
3 段差でのつまずき
4 テレビを観て過ごす
5 日常生活動作〈ADL〉は自立
解答
正解4(テレビを観て過ごす) または 5(日常生活動作〈ADL〉は自立) 〈複数正答:いずれも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の選択肢を正解と認定)。選択肢 4/5 のいずれを選んでも正解。

ICFの「活動」は課題や行為を個人が実際に遂行することを指し、日々「テレビを観て過ごす」という具体的な生活行為が該当する。

ICFは生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3レベルでとらえ、背景因子として「環境因子」「個人因子」を置く。「活動」は課題や行為の個人による遂行を意味する。Aさんが日々「テレビを観て過ごす」ことは本人が行う具体的な生活行為であり、活動に該当する。手すりの設置は環境因子、1人暮らしは生活・人生場面への関与=参加の側面、ADL自立は活動能力の総合的な評価結果、段差でのつまずきは環境(段差)と機能の相互作用で生じる出来事であり、単一の「活動」そのものを最もよく表すのはテレビ視聴である。

✗ 1. 誤り
1人暮らし
家庭・社会生活への関与にかかわり、ICFでは「参加」の側面として整理される
✗ 2. 誤り
手すりの設置
住環境の物的整備であり「環境因子」に該当する
✗ 3. 誤り
段差でのつまずき
段差(環境因子)と身体機能の相互作用で生じる出来事で、活動そのものの記述ではない
✓ 4. 正しい
テレビを観て過ごす
本人が日々行っている具体的な生活行為=ICFの「活動」に該当する
✓ 5. 正しい
日常生活動作〈ADL〉は自立
活動を行う能力の総合的評価結果であり、個別の活動そのものを指す設問の答えとしては最適でない
ポイント
  • ICFの生活機能=心身機能・身体構造/活動/参加
  • 活動=課題・行為の個人による遂行(具体的な生活行為)
  • 環境因子(手すり等)・個人因子は背景因子として区別する
比較表
ICFの構成要素と例
構成要素意味本事例での例
心身機能・身体構造身体の働きや構造バランス機能・視力など
活動課題・行為の個人による遂行テレビを観て過ごす
参加生活・人生場面への関与1人暮らし・地域生活
環境因子物的・人的・社会的環境手すりの設置
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