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理由で解く 看護師国試

Q115A013 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第115回看護師国家試験(2026)午前 問13
問題
腹部の図を示す。胆囊炎でみられる腹痛の典型的な部位はどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解1(1)
解説

胆囊炎の腹痛は右季肋部(右上腹部)が典型で、Murphy徴候の圧痛部位でもある。

図は腹部を正面から見た体表模式図で、破線の楕円が4か所示されている。①は画像左上=患者の右季肋部(右上腹部)、②は画像右上=左季肋部、③は画像右下=左下腹部、④は画像左下=右下腹部を指す(正面像のため図の左右は患者の左右と反転する)。胆囊は肝臓下面の右季肋部に位置するため、胆囊炎や胆石発作による腹痛はこの右季肋部から心窩部にかけて典型的にみられ、触診ではMurphy徴候(右季肋部を圧迫しながら深呼吸させると吸気時に疼痛で呼吸が止まる)が陽性となる。したがって①(右季肋部)が正答。②左季肋部は胃・脾臓領域、④右下腹部は虫垂炎(McBurney点)、③左下腹部はS状結腸病変の部位であり、いずれも胆囊炎の典型部位ではない。

✓ 1. 正しい
1
右季肋部(患者の右上腹部):胆囊は肝臓下面の右季肋部に位置し、胆囊炎ではこの部位に腹痛を生じる。触診で吸気時に圧痛が増強するMurphy徴候の部位でもある
✗ 2. 誤り
2
左季肋部(患者の左上腹部):胃・脾臓・膵尾部が存在する領域で、胆囊炎の典型的な疼痛部位ではない
✗ 3. 誤り
3
左下腹部(患者の左腸骨窩):S状結腸領域で、S状結腸憩室炎などでみられる部位。胆囊炎の部位ではない
✗ 4. 誤り
4
右下腹部(患者の右腸骨窩):虫垂の位置しMcBurney点があり、急性虫垂炎の圧痛点。胆囊炎の部位ではない
ポイント
  • 胆囊は右季肋部に位置
  • 胆囊炎=右季肋部痛+マーフィー徴候
  • 右肩・右背部への放散痛
比較表
上腹部臓器と痛みの部位
臓器痛みの部位
胆囊・胆道右季肋部・心窩部
胃・十二指腸心窩部
膵臓心窩部・左季肋部・背部
虫垂初期は心窩部→右下腹部へ移動
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