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理由で解く 看護師国試
くも膜下出血後にみられる『認知機能低下・歩行障害・尿失禁』の三徴は正常圧水頭症を強く示唆する。
退院1か月後にAさんは『反応が鈍い(認知機能低下)』『尿失禁』『物忘れ』『歩行が遅い(歩行障害)』を呈しており、これは正常圧水頭症の三徴(認知障害・歩行障害・尿失禁)に一致する。くも膜下出血後は髄液吸収障害から続発性(二次性)正常圧水頭症を来しやすい。また『きれいな文字で名前を書け、入院前と変わらない』ことは、書字などの巧緻動作が保たれることを示し、パーキンソン病(小字症・振戦・固縮)とは異なる。脳血管攣縮は発症後4〜14日頃の急性期の病態で時期が合わず、脳動脈瘤はクリッピングで処置済みである。したがって『正常圧水頭症』が最も可能性が高い。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| 歩行障害 | 小刻み・すり足・開脚歩行、最も早く出やすい |
| 認知障害 | 動作緩慢・反応低下(治療で改善しうる) |
| 尿失禁 | 切迫性・頻尿を経て失禁に至る |
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