学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第10章 ▸ 状況設定 / Q114A092
理由で解く 看護師国試
『トイレに間に合わない』切迫性の尿失禁には、排尿間隔に合わせて早めにトイレへ行く排尿誘導(膀胱訓練)が本人の意向(自分で排泄したい)にも沿う。
Aさんは杖歩行が安定し、トイレへ移動できる能力がある一方で『トイレに間に合わずに漏れる』切迫性尿失禁がみられ、『排泄だけは人の世話になりたくない』という自立への強い意向を示している。この場合、自分の排尿間隔を把握し、尿意を強く感じる前に計画的にトイレへ行く(時間排尿・排尿誘導)ことで失禁を防げる可能性が高く、本人の自立の希望にも合致する。したがって『排尿間隔に合わせてトイレに行く』が最も適切。オムツやポータブルトイレは移動能力があり自立を望む段階では優先されず、安易な水分制限は脱水を招く恐れがある。
| 種類 | 特徴 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 切迫性 | 急な強い尿意で間に合わない | 膀胱訓練・計画的排尿 |
| 腹圧性 | 咳・くしゃみで漏れる | 骨盤底筋訓練 |
| 溢流性 | 排尿困難で少量ずつ漏れる | 原因(前立腺肥大等)治療 |
| 機能性 | 移動・認知の障害で間に合わない | 環境整備・排尿誘導 |
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