学習トップ理由で解く 看護師国試第4章 ▸ 一般 / Q114A041

理由で解く 看護師国試

Q114A041 基礎看護学

出典:第114回看護師国家試験(2025)午前 問41
問題
一次救命処置〈BLS〉で回復体位はどれか。(図参照)
図
解答
正解2
解説

回復体位は、反応はないが正常な呼吸がある傷病者を側臥位にし、下顎を前に出して気道を確保し、上側の膝を約90度曲げて姿勢を安定させる体位。

選択肢は別冊の図(4つの体位)である。回復体位は、意識はないが呼吸と循環が保たれている傷病者に対し、舌根沈下や嘔吐物・分泌物による気道閉塞・誤嚥を防ぐためにとらせる体位である。正答(選択肢2)は、①側臥位で、②下側の腕を前方に伸ばし上側の腕の手背を頬の下に入れ、③下顎を軽く前に出して頭部を後屈させ気道を確保し、④上側の膝を約90度屈曲させて前方に出し体幹を安定させた図である。仰臥位や腹臥位、膝を曲げていない不安定な側臥位は回復体位として不適切である。

✗ 1. 誤り
1
仰臥位の図。仰向けのままでは舌根が沈下し、嘔吐物も口外へ流れない。回復体位ではない
✓ 2. 正しい
2
側臥位の図。側臥位で下側の腕を前に伸ばし、上側の手の甲を頬の下に入れて下顎を前に出し、上側の膝を約90度曲げて体を安定させた回復体位である
✗ 3. 誤り
3
仰臥位で下肢を高くした図。循環血液量が減ったショックのときにとる体位で、気道の確保にはならない
✗ 4. 誤り
4
上体を起こした図(ファウラー位)。呼吸困難や心不全のときにとる体位で、回復体位ではない
ポイント
  • 回復体位の適応=反応なし+正常な呼吸あり(心停止でない)傷病者
  • 側臥位+下顎前方(気道確保)+上側の膝を約90度屈曲(体位の安定)
  • 目的は舌根沈下と嘔吐物による窒息・誤嚥の防止
比較表
回復体位のポイント
項目内容
体位側臥位
気道下顎を前に出し頭部をやや後屈して確保
上側の脚膝を約90度曲げて前方に出し安定させる
上側の手手背を頬の下に置き頭部を支える
目的舌根沈下・嘔吐物による気道閉塞と誤嚥の防止
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