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理由で解く 看護師国試
慢性的にCO2が貯留しているCOPD患者は低酸素刺激で呼吸が維持されており、高濃度酸素投与でその刺激が消失しCO2ナルコーシスを起こしやすい。
健常者の呼吸中枢は主に動脈血CO2分圧の上昇で刺激されるが、COPDなど慢性のⅡ型呼吸不全では高CO2血症が持続して中枢の感受性が鈍化し、代わりに低酸素血症が末梢化学受容体を介した呼吸刺激(ハイポキシックドライブ)となっている。この状態で高濃度酸素を投与すると低酸素刺激が消失して換気が抑制され、CO2がさらに貯留して意識障害・呼吸性アシドーシスを来す(CO2ナルコーシス)。そのためCOPD患者への酸素投与は低流量から開始し、意識レベルとPaCO2を監視する。他の選択肢は主に低酸素血症を来す病態で、慢性の高CO2血症を伴わないため危険性は低い。
| 病態 | 呼吸不全の型 | 高濃度酸素のリスク |
|---|---|---|
| COPD(増悪時) | Ⅱ型(PaCO2上昇) | 高い:CO2ナルコーシス |
| 無気肺・肺塞栓症・間質性肺炎 | 主にⅠ型(PaCO2正常〜低下) | 低い |
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