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理由で解く 看護師国試
化学療法誘発性悪心・嘔吐〈CINV〉は、次回治療前からの予防的制吐薬投与が最も有効。前回の嘔吐体験を十分に制御することが予期性悪心・嘔吐の予防にもなる。
Aさんは前回治療で急性・遅発性の嘔気・嘔吐を経験し、「思い出すだけでも気持ち悪くなる」という予期性悪心の兆候もみられる。CINV対策の原則は「起きてから対処」ではなく「起こさない」ことであり、制吐薬(5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬、デキサメタゾンなど)を治療前から予防的に投与することが標準である。前回に嘔吐を十分制御できなかった場合は次回の予防的制吐療法を強化する。絶食や水分制限に予防効果はなく、抗癌薬の減量は治療効果を損なうため制吐目的では行わない。
| 分類 | 出現時期・特徴 | 主な対応 |
|---|---|---|
| 急性 | 投与後24時間以内 | 治療前からの予防的制吐薬投与 |
| 遅発性 | 投与後24時間〜1週間程度 | NK1拮抗薬・デキサメタゾンなどの継続 |
| 予期性 | 治療前に出現。過去の嘔吐体験が条件付けとなる | 初回からの完全制御、抗不安薬の併用 |
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