学習トップ理由で解く 看護師国試第4章 ▸ 一般 / Q113P037

理由で解く 看護師国試

Q113P037 基礎看護学

出典:第113回看護師国家試験(2024)午後 問37
問題
患者、看護師、ベッド、車椅子の位置を図に示す。ベッド上にいる右片麻痺がある患者の端座位から車椅子への移乗を援助する看護師の足と車椅子の位置で適切なのはどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
解答
正解1(1)
解説

片麻痺患者の移乗は「車椅子を健側に置き、看護師は患側前方から支える」が原則で、右片麻痺では車椅子を健側(左)に設置し前方で介助する図1が適切。

右片麻痺患者の端座位から車椅子への移乗では、(1)車椅子は患者の健側(左側)に、ベッドに対して20〜30度程度の角度をつけて置き、健側の上下肢で立ち上がり・方向転換ができるようにする、(2)看護師は患者の前方に立って患側(右)の膝折れや上体を支える、のが原則である。図では患者はベッド端に腰かけ手前を向く端座位で、画面右が患者の健側(左)、画面左が患側(右)に相当する。図1は車椅子を画面右=健側に角度をつけて置き、看護師が患者前方で患側を支えられる位置にあり、原則に合致する。図2は車椅子は健側にあるが看護師が側方に離れ患側を支えにくい。図3・図4は車椅子を画面左=患側に置いており、健側を使った立ち上がり・移乗ができないため不適切である。したがって正答は1。

✓ 1. 正しい
1
車椅子=健側(左)・看護師=前方:車椅子を患者の健側(左)にベッドへ角度をつけて置き、看護師が患者の前方に立って患側(右)を支える配置。健側で立ち上がり方向転換でき、麻痺側の膝折れも支えられる原則どおりの配置
✗ 2. 誤り
2
車椅子は健側(左)にあるが、看護師が患者の前方ではなく側方に離れて立っており、患側(右)の膝折れや上体を支えにくい配置
✗ 3. 誤り
3
車椅子=患側(右):車椅子が患者の患側である右側に置かれている。麻痺側へ回旋・移乗させる形になり、健側を軸にした移乗ができない
✗ 4. 誤り
4
車椅子=患側(右):車椅子が患者の患側である右側に置かれ、看護師も患側側にいる。健側活用の原則に反する
ポイント
  • 移乗は健側方向へ、車椅子はベッドに20〜30度で設置
  • 看護師は患側を支持し膝折れ・転倒を防ぐ
  • 健側の足を軸に回転させて移乗する
比較表
片麻痺患者の移乗の原則
項目ポイント
車椅子の位置患者の健側にベッドと20〜30度の角度で置く
移動方向健側方向へ回転
看護師の位置患側を支え、膝折れを防ぐ
立ち上がり健側下肢を軸にする
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手