学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q112P087

理由で解く 看護師国試

Q112P087 老年看護学

出典:第112回看護師国家試験(2023)午後 問87
問題
高齢者の血液検査の結果で成人の基準値と比較して値が高くなるのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 血小板数
2 尿素窒素
3 白血球数
4 食後血糖値
5 AST〈GOT〉
解答
正解2(尿素窒素)、4(食後血糖値)
解説

加齢に伴い腎機能が低下して尿素窒素〈BUN〉が上昇し、耐糖能の低下により食後血糖値が高くなる傾向がある。

高齢者では糸球体濾過量〈GFR〉の低下により尿素窒素〈BUN〉が上昇しやすい。また膵β細胞機能の低下やインスリン抵抗性の増大で耐糖能が低下し、特に食後血糖値が上がりやすくなる。一方、血小板数はほぼ変化せず、白血球数は不変ないしやや減少傾向、AST〈GOT〉も大きな上昇はみられない。したがって高くなるのは尿素窒素と食後血糖値。

✗ 1. 誤り
血小板数
加齢による明らかな変化はなく、成人と同程度で推移する
✓ 2. 正しい
尿素窒素
腎機能〈GFR〉の低下により排泄が減り上昇しやすい
✗ 3. 誤り
白血球数
加齢で増加はせず、不変ないしやや減少傾向。高くはならない
✓ 4. 正しい
食後血糖値
耐糖能低下により食後の血糖上昇が顕著となり高くなる
✗ 5. 誤り
AST〈GOT〉
加齢で明らかな上昇はみられない
ポイント
  • 高齢者で上昇=尿素窒素(腎機能低下)・食後血糖値(耐糖能低下)
  • 血小板数・白血球数・ASTは大きく変化しない
  • 空腹時血糖より食後血糖が上昇しやすい
比較表
加齢に伴う血液検査値の傾向
検査項目加齢による傾向
尿素窒素〈BUN〉上昇(腎機能低下)
食後血糖値上昇(耐糖能低下)
血小板数ほぼ不変
白血球数不変〜やや減少
AST〈GOT〉ほぼ不変
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手