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理由で解く 看護師国試

Q110P018 基礎看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午後 問18
問題
自力での摂取が困難な成人患者の食事介助で適切なのはどれか。
選択肢
1 水分の少ない食べ物を準備する。
2 時間をかけずに次々と食物を口に入れる。
3 患者に食事内容が見える位置に食器を配置する。
4 患者の下顎が上がるよう高い位置からスプーンを操作する。
解答
正解3(患者に食事内容が見える位置に食器を配置する。)
解説

食事内容が見える位置に食器を置くことで食欲・嚥下の準備を促し、安全で主体的な食事につながる。

食事介助では誤嚥予防と患者の主体性・食欲への配慮が重要である。食事内容が見える位置に食器を配置すると、何を食べるかを認識でき唾液分泌や嚥下の準備が整い、安全かつ意欲的な摂取につながるため適切。水分の少ないパサついた食物は口腔内でまとまりにくく誤嚥・窒息のリスクが高い。次々と口に入れると咀嚼・嚥下が追いつかず誤嚥を招く。スプーンを高い位置から操作すると下顎・頸部が後屈し気道が開いて誤嚥しやすくなるため、やや下方から運びうなずく姿勢(頸部前屈)を保つのが正しい。

✗ 1. 誤り
水分の少ない食べ物を準備する。
パサつき口腔内でまとまらず誤嚥・窒息リスクが高い
✗ 2. 誤り
時間をかけずに次々と食物を口に入れる。
咀嚼・嚥下が追いつかず誤嚥を招く
✓ 3. 正しい
患者に食事内容が見える位置に食器を配置する。
患者に食事内容が見える位置に食器を配置する:認識を促し安全で主体的な摂取につながる
✗ 4. 誤り
患者の下顎が上がるよう高い位置からスプーンを操作する。
患者の下顎が上がるよう高い位置からスプーンを操作する:頸部後屈で気道が開き誤嚥しやすい
ポイント
  • 誤嚥予防の基本は頸部前屈(うなずき嚥下)姿勢
  • スプーンはやや下方から運び、一口量は少なく嚥下確認しながら
  • パサつく食物・急がせる介助は誤嚥リスク
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