学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第7章 ▸ 状況設定 / Q110A104
理由で解く 看護師国試
上腕骨顆上骨折・ギプス固定後は末梢の神経・血管障害(フォルクマン拘縮・コンパートメント症候群)が最大の合併症。ギプスより末梢の手指で5P(疼痛・蒼白・脈拍消失・知覚異常・麻痺)を頻回に観察する。
上腕骨顆上骨折は神経・血管損傷やコンパートメント症候群を起こしやすく、放置するとフォルクマン拘縮(不可逆な阻血性拘縮)に至る。観察はギプスに覆われていない末梢の手指で行い、皮膚色・冷感・腫脹・疼痛とともに、感覚(知覚)障害の有無を手指に触れて確認する。異常は急速に進行するため、8時間ごとでは遅く、頻回(受傷後は数時間ごと〜適宜)の観察が必要。ギプス内に手を入れる観察は非現実的で、患側の肩ではなく末梢を観察する。
| 徴候 | 内容 |
|---|---|
| Pain | 他動的伸展で増強する疼痛 |
| Pallor | 皮膚の蒼白・チアノーゼ |
| Pulselessness | 橈骨動脈拍動の減弱・消失 |
| Paresthesia | しびれ・知覚異常(感覚鈍麻) |
| Paralysis | 手指の運動麻痺 |
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