学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 状況設定 / Q110A093
理由で解く 看護師国試
「息苦しい」は肺血栓塞栓症の初発症状。肥満・下肢骨折・術後臥床でDVTが形成されやすく、初回離床時の下肢運動で血栓が遊離し肺塞栓を起こす危険がある。
Aさんは高度肥満で下肢骨折後の臥床が続いており、深部静脈血栓症が形成される高リスク状態にある。術後の初回離床時は、下肢の静脈内にできた血栓が下肢運動により遊離して肺動脈を閉塞し、急性肺血栓塞栓症を発症しやすい危険なタイミングである。肺塞栓では突然の呼吸困難・胸痛・SpO2低下・ショックを生じ致命的となりうるため、「息苦しい」という訴えに最も注意し、直ちに離床を中止して医師に報告する。腰が重い・痰が出る・傷口が引きつるは緊急性が低い訴えである。
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