学習トップ理由で解く 看護師国試第6章 ▸ 一般 / Q110A090

理由で解く 看護師国試

Q110A090 老年看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問90
問題
身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 視力低下
2 体重減少
3 聴力低下
4 歩行速度の低下
5 腸蠕動運動の低下
解答
正解2(体重減少)、4(歩行速度の低下)
解説

身体的フレイルはFriedの基準(日本版J-CHS基準)で評価し、体重減少・歩行速度低下・筋力(握力)低下・疲労感・身体活動量低下の5項目で判定する。

フレイルは加齢に伴い予備能力が低下し要介護に陥りやすい状態で、身体的フレイルの代表的評価基準はFriedらのCHS基準を日本人向けに改訂したJ-CHS基準である。その5項目は(1)体重減少(意図しない減少)、(2)筋力低下(握力低下)、(3)疲労感(主観的な疲れやすさ)、(4)歩行速度の低下、(5)身体活動量の低下で、3項目以上該当でフレイル、1〜2項目でプレフレイルと判定する。したがって体重減少と歩行速度の低下が該当する。視力低下・聴力低下・腸蠕動運動の低下は加齢変化ではあるが、身体的フレイルの評価基準には含まれない。

✗ 1. 誤り
視力低下
加齢変化ではあるがフレイルの評価5項目に含まれない
✓ 2. 正しい
体重減少
意図しない体重減少はフレイルの評価基準の一つ
✗ 3. 誤り
聴力低下
加齢変化だがフレイルの評価5項目に含まれない
✓ 4. 正しい
歩行速度の低下
移動能力の低下を示すフレイルの評価基準の一つ
✗ 5. 誤り
腸蠕動運動の低下
消化管機能の加齢変化でフレイルの評価基準ではない
ポイント
  • 身体的フレイル=J-CHS基準の5項目
  • 体重減少・握力低下・疲労感・歩行速度低下・身体活動量低下
  • 3項目以上でフレイル、1〜2でプレフレイル
比較表
J-CHS基準(身体的フレイルの5項目)
項目内容
体重減少6か月で2〜3kg以上の意図しない減少
筋力低下握力(男<28kg、女<18kg)
疲労感わけもなく疲れた感じ
歩行速度通常歩行<1.0m/秒
身体活動量運動習慣・活動量の低下
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