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理由で解く 看護師国試

Q110A075 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問75
問題
抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。
選択肢
1 花粉症
2 蕁麻疹
3 ツベルクリン反応
4 アナフィラキシーショック
5 インフルエンザの予防接種
解答
正解3(ツベルクリン反応)
解説

感作Tリンパ球が主体となる細胞性免疫(IV型・遅延型アレルギー)の代表がツベルクリン反応。

アレルギーはクームスの分類でI〜IV型に分けられる。I型(即時型・IgE依存)は花粉症・蕁麻疹・アナフィラキシーショックで、いずれもIgE抗体を介した液性免疫が主体。IV型(遅延型)は感作されたTリンパ球(Tリンパ球とマクロファージ)が主体の細胞性免疫で、ツベルクリン反応や接触性皮膚炎が代表例であり、抗原接触後24〜72時間で反応がピークとなる。インフルエンザ予防接種は抗体〈IgG〉産生を促す液性免疫を主目的とする。したがって細胞性免疫が主体なのはツベルクリン反応である。

✗ 1. 誤り
花粉症
IgE依存のI型(即時型)アレルギーで液性免疫
✗ 2. 誤り
蕁麻疹
多くはIgEを介するI型(即時型)反応
✓ 3. 正しい
ツベルクリン反応
感作TリンパによるIV型(遅延型)で細胞性免疫
✗ 4. 誤り
アナフィラキシーショック
IgE依存のI型の全身反応
✗ 5. 誤り
インフルエンザの予防接種
抗体産生を促す液性免疫が主目的
ポイント
  • 細胞性免疫(IV型・遅延型)=感作Tリンパ球が主体
  • ツベルクリン反応・接触性皮膚炎がIV型の代表、24〜72時間でピーク
  • 花粉症・蕁麻疹・アナフィラキシーはI型(IgE・液性)
比較表
アレルギー(過敏反応)の型
機序代表例
I型(即時型)IgE花粉症、蕁麻疹、アナフィラキシー
II型(細胞傷害型)IgG/IgM+補体不適合輸血、自己免疫性溶血性貧血
III型(免疫複合体型)免疫複合体糸球体腎炎、SLE
IV型(遅延型)感作Tリンパ球(細胞性)ツベルクリン反応、接触性皮膚炎
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