学習トップ理由で解く 看護師国試第4章 ▸ 一般 / Q110A036

理由で解く 看護師国試

Q110A036 基礎看護学

出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問36
問題
患者の状態と寝衣の特徴との組合せで適切なのはどれか。
選択肢
1 発熱がある患者 ── 防水性のもの
2 開腹術直後の患者 ── 上着とズボンに分かれたもの
3 意識障害のある患者 ── 前開きのもの
4 下肢に浮腫のある患者 ── 足首にゴムが入っているもの
解答
正解3(意識障害のある患者 ── 前開きのもの)
解説

意識障害のある患者には、着脱時に体位変換や関節可動を最小限にでき、観察や処置もしやすい前開きの寝衣が適切である。

寝衣は患者の状態に合わせて安全・安楽と観察・処置のしやすさを両立できるものを選ぶ。意識障害があり自力で動けない患者では、頭からかぶるタイプは着脱が困難で身体的負担が大きい。前開きの寝衣なら仰臥位のまま左右へ体位変換するだけで着脱でき、皮膚や創部の観察・処置もしやすいため選択肢3が適切である。

✗ 1. 誤り
発熱がある患者 ── 防水性のもの
発汗が多いため吸湿性・通気性のよい素材が適切で、防水性素材は熱がこもり発汗を妨げるため不適切
✗ 2. 誤り
開腹術直後の患者 ── 上着とズボンに分かれたもの
ドレーンや創部の観察・処置がしやすく、着脱で腹部に負担をかけない前開きの寝衣が適切。上下に分かれたものは着脱時に体を大きく動かす必要があり不適
✓ 3. 正しい
意識障害のある患者 ── 前開きのもの
仰臥位のまま体位変換で着脱でき観察もしやすい前開きの寝衣が適切
✗ 4. 誤り
下肢に浮腫のある患者 ── 足首にゴムが入っているもの
足首を締めつけるゴムは循環障害を助長し浮腫を悪化させるため不適切。ゆったりしたものを選ぶ
ポイント
  • 意識障害・臥床患者 → 前開きの寝衣(着脱・観察が容易)
  • 発熱時 → 吸湿性・通気性のよい素材
  • 浮腫のある部位 → 締めつけないゆとりのあるもの
比較表
患者状態に適した寝衣の考え方
患者状態適した寝衣理由
意識障害・臥床前開き臥位で着脱・観察が容易
発熱・発汗吸湿・通気性素材熱放散と快適性
術後・ドレーン留置前開き創部観察と負担軽減
下肢浮腫締めつけないもの循環障害を避ける
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