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理由で解く 看護師国試

Q110A035 人体の構造と機能

出典:第110回看護師国家試験(2021)午前 問35
問題
成人の睡眠中に分泌が増加するホルモンはどれか。
選択肢
1 アドレナリン
2 オキシトシン
3 成長ホルモン
4 甲状腺ホルモン
解答
正解3(成長ホルモン)
解説

成長ホルモンは入眠後の深睡眠(徐波睡眠)期に分泌が最も増加する。

成長ホルモン〈GH〉は下垂体前葉から分泌され、入眠後まもなくの深いノンレム睡眠(徐波睡眠)期に大きな分泌ピークを示す。組織の修復や成長を促すため『寝る子は育つ』の生理的根拠となる。したがって睡眠中に分泌が増加するのは成長ホルモンで、選択肢3が正しい。他の選択肢は覚醒・ストレス時や別の刺激で分泌が高まるものである。

✗ 1. 誤り
アドレナリン
副腎髄質から分泌され、ストレスや興奮・運動など交感神経が優位な覚醒時に増加する。睡眠中はむしろ低下する
✗ 2. 誤り
オキシトシン
下垂体後葉から分泌され、分娩時の子宮収縮や授乳時の射乳反射で増加する。睡眠に伴って特に増加するホルモンではない
✓ 3. 正しい
成長ホルモン
入眠後の深睡眠期に分泌ピークがあり、睡眠中に分泌が増加する
✗ 4. 誤り
甲状腺ホルモン
代謝を調節するが、分泌は比較的一定で、睡眠中に特に増加する特徴はない
ポイント
  • 成長ホルモン=深いノンレム睡眠(徐波睡眠)で分泌増加
  • アドレナリンは覚醒・ストレス時に増加
  • メラトニンも夜間・暗所で増加する(参考)
比較表
ホルモンと分泌の特徴
ホルモン分泌部位分泌が高まる状況
成長ホルモン下垂体前葉深睡眠(徐波睡眠)中
アドレナリン副腎髄質ストレス・運動・覚醒時
オキシトシン下垂体後葉分娩・授乳時
甲状腺ホルモン甲状腺ほぼ一定(代謝調節)
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