学習トップ理由で解く 看護師国試第7章 ▸ 一般 / Q109P060

理由で解く 看護師国試

Q109P060 小児看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問60
問題
Aちゃん(5歳、女児)は、インフルエンザ脳症の終末期である。Aちゃんに意識はなく、付き添っている母親は「私がもっと早く病院に連れて来ればこんなことにならなかったのに」と病室で泣いている。Aちゃんの母親への対応で適切なのはどれか。
選択肢
1 母親に受診が遅くなった状況を聞く。
2 母親がAちゃんに対してできるケアを提案する。
3 病気で亡くなった子どもの親の会を母親に紹介する。
4 母親が泣いている間はAちゃんの病室に居ることができないと母親に説明する。
解答
正解2(母親がAちゃんに対してできるケアを提案する。)
解説

自責の念で苦しむ母親には、今この時に子どもへできるケアを提案し、母親としての役割を支えることが最も適切な援助となる。

母親は「もっと早く連れて来れば」という強い自責の念を抱いている。終末期にある子どもの母親に対しては、残された時間に母親自身が子どもにできるケア(手を握る、身体をさするなど)を提案し、母親としての役割発揮を支えることが、罪悪感を和らげ悔いのない看取りにつながる。受診が遅れた状況を問うことは自責を強め、親の会の紹介はこの時期には時期尚早で、病室から離れさせる対応は母子の大切な時間を奪う。

✗ 1. 誤り
母親に受診が遅くなった状況を聞く。
自責の念を強め母親をさらに追い詰めるため不適切
✓ 2. 正しい
母親がAちゃんに対してできるケアを提案する。
母親がAちゃんに対してできるケアを提案する:残された時間に母親役割を発揮でき、自責を和らげ悔いのない看取りを支援できる
✗ 3. 誤り
病気で亡くなった子どもの親の会を母親に紹介する。
病気で亡くなった子どもの親の会を母親に紹介する:まだ子どもは存命であり、この時期の紹介は時期尚早
✗ 4. 誤り
母親が泣いている間はAちゃんの病室に居ることができないと母親に説明する。
母親が泣いている間はAちゃんの病室に居ることができないと説明する:母子が共に過ごす貴重な時間を奪う不適切な対応
ポイント
  • 終末期の子の親には母親役割の発揮を支える
  • 自責を強める問いかけは避ける
  • グリーフケアの視点で悔いのない看取りを支援
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 看護師国試
App Store入手