学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q109P052

理由で解く 看護師国試

Q109P052 成人看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問52
問題
散瞳薬を用いて眼底検査を受ける成人患者への対応で適切なのはどれか。
選択肢
1 検査中は室内を明るくする。
2 散瞳薬の点眼は検査直前に行う。
3 検査前に緑内障の有無を確認する。
4 検査後1時間で自動車の運転が可能になると説明する。
解答
正解3(検査前に緑内障の有無を確認する。)
解説

散瞳薬は閉塞隅角緑内障で急性緑内障発作を誘発する危険があるため、検査前に緑内障の有無を確認する。

散瞳薬(抗コリン薬など)は瞳孔を広げるが、閉塞隅角(狭隅角)緑内障の患者では隅角がさらに狭くなり房水流出が妨げられて眼圧が急上昇し、急性緑内障発作(激しい眼痛・頭痛・視力低下・悪心)を起こす危険がある。そのため検査前に緑内障の有無を必ず確認することが重要である。眼底をよく観察するため検査中は室内を暗くする。散瞳には点眼から十分な時間(15〜30分程度)を要するため点眼は検査直前ではなく事前に行う。散瞳効果と羞明・近見障害は数時間持続するため、検査後1時間では運転はできず、当日は運転を控えるよう説明する。

✗ 1. 誤り
検査中は室内を明るくする。
眼底観察のため室内は暗くするので不適切
✗ 2. 誤り
散瞳薬の点眼は検査直前に行う。
散瞳に15〜30分程度かかるため事前に点眼する必要があり不適切
✓ 3. 正しい
検査前に緑内障の有無を確認する。
閉塞隅角緑内障では急性発作の危険があるため確認が必要で適切
✗ 4. 誤り
検査後1時間で自動車の運転が可能になると説明する。
散瞳・羞明・近見障害は数時間持続し当日は運転を控えるべきで不適切
ポイント
  • 散瞳薬は閉塞隅角緑内障で急性発作を誘発
  • 検査前に緑内障の有無を確認
  • 散瞳には時間を要するため事前点眼
  • 検査後は羞明・視力低下で当日運転不可
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