学習トップ理由で解く 看護師国試第5章 ▸ 一般 / Q109P041

理由で解く 看護師国試

Q109P041 成人看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午後 問41
問題
成人のセルフケア行動に関する学習を促進するのはどれか。
選択肢
1 自己効力感
2 パターナリズム
3 プレパレーション
4 ノンコンプライアンス
解答
正解1(自己効力感)
解説

自己効力感(self-efficacy=自分はその行動を遂行できるという確信)が高いほどセルフケア行動の獲得・継続が促進される。

自己効力感はBanduraが提唱した概念で、「ある行動を自分は達成できる」という自信を指し、成功体験・代理体験・言語的説得・生理的情動状態によって高まる。自己効力感が高いほど、健康行動やセルフケア行動を実行・継続しようとする動機づけと学習が促進される。パターナリズムは医療者が患者に代わって決定する父権的態度で自己決定を阻害し、プレパレーションは主に小児が処置・検査に心理的準備をするための支援、ノンコンプライアンスは指示に従わない状態であり、いずれもセルフケア学習を促進する概念ではない。

✓ 1. 正しい
自己効力感
行動を遂行できるという確信で、セルフケア行動の学習・継続を促進する
✗ 2. 誤り
パターナリズム
医療者主導の父権的態度で、患者の主体的なセルフケアを妨げる
✗ 3. 誤り
プレパレーション
主に小児の処置前の心理的準備支援で、成人のセルフケア学習促進の概念ではない
✗ 4. 誤り
ノンコンプライアンス
指示・治療に従わない状態で、行動を促進するものではない
ポイント
  • 自己効力感=行動遂行への自信〈Bandura〉
  • 成功体験・代理体験・言語的説得・情動で高まる
  • セルフケア行動の獲得・継続を促進
比較表
関連概念の整理
概念意味
自己効力感行動を遂行できるという確信
パターナリズム医療者主導の父権的意思決定
プレパレーション小児等の処置前の心理的準備支援
ノンコンプライアンス指示・治療に従わない状態
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