学習トップ / 理由で解く 看護師国試 / 第5章 ▸ 状況設定 / Q109A094
理由で解く 看護師国試
血糖コントロール不良の2型糖尿病で足のしびれが出現しており、糖尿病三大合併症の一つである糖尿病性神経障害が疑われる。
Aさんは2型糖尿病歴16年で、食事指導を守れず血糖コントロールが不良である。視力低下(網膜症)、持続性蛋白尿(腎症)に加え、1年前からの足のしびれは、糖尿病三大合併症のうち末梢神経障害(糖尿病性神経障害)を強く示唆する。糖尿病性神経障害は下肢遠位から左右対称性に、しびれ・感覚低下・異常感覚として現れる。視力低下は糖尿病網膜症によるもので緑内障とは限らない。腎症で持続性蛋白尿がある段階では蛋白制限が検討されるべきで高蛋白食は不適切。運動療法は血糖管理に有用だが、Aさんは網膜症・腎症・神経障害のいずれもが疑われる状態で、病期によっては激しい運動が眼底出血などを招くおそれがあるため、実施の可否は医師の評価と指示による。加えて設問が問うているのは現在の状況のアセスメントであり、運動療法の必要性は介入の判断であって問われている内容と合わない。
| 合併症 | 主な症状 | Aさんの所見 |
|---|---|---|
| 神経障害 | 足のしびれ・感覚低下 | 1年前から足のしびれ |
| 網膜症 | 視力低下 | 50歳ころから視力低下 |
| 腎症 | 蛋白尿・浮腫 | 持続性蛋白尿 |
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