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理由で解く 看護師国試

Q109A038 基礎看護学

出典:第109回看護師国家試験(2020)午前 問38
問題
熱型を図に示す。熱型の種類と図の組合せで正しいのはどれか。
図
選択肢
1 間欠熱 - A
2 稽留熱 - B
3 弛張熱 - C
4 波状熱 - D
解答
正解2(稽留熱 - B)
解説

稽留熱は高熱が持続し日内変動が1℃以内で平熱に戻らない熱型で、図Bがこれに該当する。

熱型は体温曲線の日内変動と平熱への復帰の有無で分類する。稽留熱は高熱が持続し日内変動が1℃以内で平熱(37℃以下)まで下がらない熱型で、大葉性肺炎や腸チフス極期などでみられる。図Bは約39〜40℃が保たれ日内変動が小さく平熱に戻らないため、稽留熱に該当し「稽留熱-B」が正しい。他の図は、図A=日内変動は大きいが平熱に戻らない弛張熱、図C=有熱期と平熱期が周期的に繰り返す波状熱(ブルセラ症など)、図D=平熱まで下降しては再上昇する間欠熱(マラリア・敗血症など)であり、各選択肢の組合せは誤っている。

✗ 1. 誤り
間欠熱 - A
図Aは日内変動が1℃を超えて大きいが、常に37℃(破線)より上にあり平熱に戻らないため弛張熱の波形であり、間欠熱ではない
✓ 2. 正しい
稽留熱 - B
図Bは約39〜40℃の高熱が持続し、日内変動が約1℃以内で平熱に戻らないため稽留熱の波形に一致する
✗ 3. 誤り
弛張熱 - C
図Cは18日間にわたり有熱期(40〜41℃)と平熱期(36〜37℃前後)が数日周期で交互に現れる波状熱であり、弛張熱ではない
✗ 4. 誤り
波状熱 - D
図Dは37℃(破線)以下の平熱まで下降しては再び上昇することを繰り返す間欠熱の波形であり、波状熱ではない
ポイント
  • 稽留熱=日内変動1℃以内で高値持続(平坦)
  • 間欠熱=変動が大きく平熱まで下降
  • 弛張熱=変動1℃以上だが平熱まで下がらない
  • 波状熱=有熱期と無熱期が交互に反復
比較表
主な熱型の分類
熱型特徴代表疾患
稽留熱高熱持続・日内変動1℃以内大葉性肺炎・腸チフス
弛張熱日内変動1℃以上・平熱まで下がらない敗血症・化膿性疾患
間欠熱日内変動1℃以上・平熱まで下降マラリア・膿瘍
波状熱有熱期と無熱期が波状に反復ブルセラ症・ホジキンリンパ腫
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