学習トップ理由で解く 看護師国試第2章 ▸ 必修 / Q108A014

理由で解く 看護師国試

Q108A014 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第108回看護師国家試験(2019)午前 問14
問題
鮮紅色の下血が見られた時の出血部位で正しいのはどれか。
選択肢
1
2 食道
3 直腸
4 十二指腸
解答
正解3(直腸)
解説

鮮紅色の下血は、排出までの時間が短い肛門に近い下部消化管(直腸・肛門付近)からの出血を示す。

血液は消化管内に留まる時間が長いほど胃酸や腸内細菌により酸化・分解され黒色(タール便)になる。鮮紅色の血液は酸化を受ける時間が短い、すなわち肛門に近い直腸・肛門付近からの出血を意味する。胃・食道・十二指腸などの上部消化管出血では黒色のタール便になりやすい。

✗ 1. 誤り
上部消化管出血で酸化により黒色のタール便になる
✗ 2. 誤り
食道
上部消化管出血でコーヒー残渣様吐血やタール便を呈する
✓ 3. 正しい
直腸
肛門に近く、酸化されず鮮紅色の下血となる
✗ 4. 誤り
十二指腸
上部消化管出血でタール便になりやすい
ポイント
  • 鮮紅色便=下部消化管(直腸・肛門)出血
  • タール便(黒色便)=上部消化管出血
  • 血液が消化管内に留まる時間で便色が変わる
比較表
出血部位と便の性状
出血部位便の性状
上部消化管(食道・胃・十二指腸)タール便(黒色便)・コーヒー残渣様吐血
下部消化管(大腸)暗赤色〜赤色便
直腸・肛門鮮紅色の下血
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