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理由で解く 看護師国試
他者のおやつを勝手に食べてしまう行動は、前頭側頭型認知症に特徴的な脱抑制(本能・衝動を抑えられない)による。
前頭側頭型認知症では前頭葉・側頭葉の変性により、社会的規範やマナーに沿って衝動を抑える機能(抑制)が障害される。その結果、他人のものでも欲求のまま手を出す・食べてしまうといった脱抑制(我が道を行く行動、反社会的・衝動的行動)が生じる。設問の「隣の席の人のおやつを食べる」行動はまさに脱抑制の典型例である。記憶障害はAlzheimer型で目立ち、物盗られ妄想もAlzheimer型に多い。常同行動(同じ道順を歩くなど)や自発性の低下も前頭側頭型でみられるが、本事例の行動を最もよく説明するのは脱抑制である。
| タイプ | 特徴的な症状 |
|---|---|
| 前頭側頭型 | 脱抑制・常同行動・人格変化・自発性低下 |
| Alzheimer型 | 近時記憶障害・物盗られ妄想・見当識障害 |
| Lewy小体型 | 幻視・パーキンソン症状・認知の変動 |
| 血管性 | まだら認知症・感情失禁・運動麻痺 |
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