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理由で解く 看護師国試

Q107P072 人体の構造と機能

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問72
問題
血液中の濃度の変化が膠質浸透圧に影響を与えるのはどれか。
選択肢
1 血小板
2 赤血球
3 アルブミン
4 グルコース
5 ナトリウムイオン
解答
正解3(アルブミン)
解説

膠質浸透圧は血漿タンパク質、とくにアルブミンによって生じる。アルブミン濃度が低下すると膠質浸透圧が下がり浮腫を招く。

膠質浸透圧(膠質=コロイド浸透圧)は、血管壁を通過しにくい血漿タンパク質によって生じる浸透圧で、血漿タンパクの約6割を占めるアルブミンが最も大きく寄与する。血管内へ水を保持し、間質への水の移動を抑える。低アルブミン血症では膠質浸透圧が低下し浮腫や腹水を生じる。ナトリウムイオンやグルコースは血漿の結晶(晶質)浸透圧に関与するが、血管壁を自由に通過するため膠質浸透圧には寄与しない。血小板・赤血球は細胞成分で浸透圧を規定しない。

✗ 1. 誤り
血小板
血球(細胞成分)であり膠質浸透圧を規定しない
✗ 2. 誤り
赤血球
血球成分で膠質浸透圧には関与しない
✓ 3. 正しい
アルブミン
血漿タンパクの主成分で膠質浸透圧を主に決定する
✗ 4. 誤り
グルコース
晶質浸透圧に関与するが血管壁を通過するため膠質浸透圧には寄与しない
✗ 5. 誤り
ナトリウムイオン
晶質浸透圧の主要因子で、膠質浸透圧には関与しない
ポイント
  • 膠質浸透圧=血漿タンパク(主にアルブミン)が規定
  • 低アルブミン血症→膠質浸透圧低下→浮腫・腹水
  • Na・グルコースは晶質(結晶)浸透圧に関与
比較表
浸透圧を規定する成分
浸透圧主な規定因子
膠質浸透圧アルブミンなど血漿タンパク
晶質(結晶)浸透圧ナトリウムイオン・グルコースなど
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