学習トップ理由で解く 看護師国試第8章 ▸ 一般 / Q107P057

理由で解く 看護師国試

Q107P057 母性看護学

出典:第107回看護師国家試験(2018)午後 問57
問題
正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
選択肢
1 骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある。
2 胎児の前頭部が先進する。
3 胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。
4 肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。
解答
正解3(胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。)
解説

正常分娩(後頭位・第1回旋で後頭が先進)では、児頭は反屈しながら後頭を恥骨結合下に置いて娩出され、顔は母体の背側(肛門側)を向いて出てくる。

正常な頭位分娩では、児は第1回旋で顎を胸に引きつけて後頭(小泉門)を先進させる。骨盤入口部に嵌入するとき胎児の背中は母体の腹側(前方)にあることが多い。児頭が骨盤底に達すると第3回旋(反屈)で後頭を恥骨結合の下から先に出し、続いて顔面が会陰を滑るように娩出されるため、娩出時に胎児の顔は母体の背側(後方)を向く。児頭娩出後の第4回旋を経て、肩甲は骨盤出口の前後径に一致する方向で娩出される。

✗ 1. 誤り
骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある。
骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある:正常な後頭前方位では児背は母体の腹側(前方)にある
✗ 2. 誤り
胎児の前頭部が先進する。
先進するのは前頭部ではなく後頭部(小泉門)である
✓ 3. 正しい
胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。
反屈により後頭が先に出て、顔は母体の背側を向いて娩出される
✗ 4. 誤り
肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。
肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される:肩甲は骨盤の前後径に一致する方向で娩出される
ポイント
  • 後頭位分娩=後頭(小泉門)が先進
  • 児頭は反屈(第3回旋)で後頭から娩出、顔は母体背側を向く
  • 児頭娩出後は第4回旋を経て肩甲が骨盤前後径に一致して娩出
比較表
分娩の回旋(第1〜第4)
回旋内容
第1回旋児頭が屈曲し後頭を先進させる
第2回旋後頭が母体前方へ向くよう内回旋
第3回旋反屈して後頭→顔の順に娩出
第4回旋娩出後に肩の向きへ外回旋(肩は前後径へ)
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