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理由で解く 看護師国試

Q107A014 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問14
問題
良性腫瘍と比較して悪性腫瘍でみられる特徴はどれか。
選択肢
1 被膜がある。
2 遠隔転移する。
3 周囲組織に浸潤しない。
4 増殖速度が緩やかである。
解答
正解2(遠隔転移する。)
解説

悪性腫瘍の最大の特徴は、浸潤性増殖と血行・リンパ行性による遠隔転移をきたすこと。

良性腫瘍は被膜に包まれて膨張性に発育し、増殖は緩やかで浸潤・転移をしない。これに対し悪性腫瘍は被膜をもたず周囲組織へ浸潤し、増殖速度が速く、血管やリンパ管を介して離れた臓器へ転移(遠隔転移)する点が本質的な違いである。したがって悪性腫瘍の特徴は「遠隔転移する」である。

✗ 1. 誤り
被膜がある。
被膜に包まれ境界明瞭なのは良性腫瘍の特徴
✓ 2. 正しい
遠隔転移する。
血行性・リンパ行性に離れた臓器へ広がるのは悪性腫瘍の特徴
✗ 3. 誤り
周囲組織に浸潤しない。
浸潤せず膨張性に発育するのは良性腫瘍(悪性は浸潤する)
✗ 4. 誤り
増殖速度が緩やかである。
緩やかなのは良性腫瘍で、悪性は増殖が速い
ポイント
  • 悪性腫瘍=浸潤+転移
  • 良性腫瘍=被膜あり・膨張性・転移なし・緩徐増殖
  • 遠隔転移は悪性腫瘍に特徴的
比較表
良性腫瘍と悪性腫瘍の比較
項目良性腫瘍悪性腫瘍
発育形式膨張性浸潤性
被膜ありなし(境界不明瞭)
増殖速度緩やか速い
転移しないする(遠隔転移)
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