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理由で解く 看護師国試

Q107A013 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問13
問題
関節や神経叢の周辺に限局して起こる感覚障害の原因はどれか。
選択肢
1 脊髄障害
2 物理的圧迫
3 脳血管障害
4 糖尿病の合併症
解答
正解2(物理的圧迫)
解説

特定の関節や神経叢の周辺という限局した部位の感覚障害は、その部位の末梢神経への物理的圧迫(単神経障害)で生じる。

感覚障害の分布はその原因部位を反映する。関節や神経叢の周囲に限局する感覚障害は、そこを走行する末梢神経が骨・関節・腫瘤などで局所的に圧迫される単神経障害(絞扼性ニューロパチーなど)で起こる。脊髄障害では障害レベル以下の広範な感覚障害、脳血管障害では病巣と反対側の半身の感覚障害、糖尿病性ニューロパチーでは手袋・靴下型の左右対称性・多発性の感覚障害となり、いずれも「限局性」ではない。

✗ 1. 誤り
脊髄障害
障害された髄節レベル以下に広く感覚障害が及び、限局性ではない
✓ 2. 正しい
物理的圧迫
末梢神経が局所で圧迫され、その支配領域に限局した感覚障害を生じる
✗ 3. 誤り
脳血管障害
病巣と反対側の半身に感覚障害が出るなど広範で、限局性ではない
✗ 4. 誤り
糖尿病の合併症
末梢神経障害は手袋・靴下型に左右対称・多発性で、限局性ではない
ポイント
  • 限局性の感覚障害=末梢神経の物理的圧迫(単神経障害)
  • 糖尿病性ニューロパチーは手袋・靴下型で左右対称
  • 脳血管障害は反対側半身、脊髄障害は障害レベル以下
比較表
感覚障害の分布パターンと原因
原因感覚障害の分布
末梢神経の圧迫その神経支配域に限局
脊髄障害障害レベル以下に広範
脳血管障害病巣の反対側半身
糖尿病性神経障害手袋・靴下型(左右対称・多発性)
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