学習トップ理由で解く 看護師国試第2章 ▸ 必修 / Q107A015

理由で解く 看護師国試

Q107A015 疾病の成り立ちと回復の促進

出典:第107回看護師国家試験(2018)午前 問15
問題
肝障害の指標となる血液生化学検査の項目はどれか。
選択肢
1 CRP
2 尿素窒素
3 アミラーゼ
4 ALT〈GPT〉
解答
正解4〈ALT〈GPT〉〉
解説

ALT〈GPT〉は肝細胞に多く含まれる逸脱酵素で、肝細胞障害の鋭敏な指標である。

ALT〈GPT〉は主に肝細胞の細胞質に存在する酵素で、肝細胞が障害されると血中に逸脱して上昇するため、肝障害の指標として用いられる(ASTと併せて評価する)。CRPは炎症の指標、尿素窒素〈BUN〉は腎機能・蛋白代謝の指標、アミラーゼは膵臓・唾液腺障害の指標であり、いずれも肝機能を直接反映しない。

✗ 1. 誤り
CRP
急性期蛋白で炎症・感染の指標であり肝障害の特異的指標ではない
✗ 2. 誤り
尿素窒素
BUNは腎機能や蛋白代謝・脱水の指標で肝障害の指標ではない
✗ 3. 誤り
アミラーゼ
膵炎や唾液腺疾患で上昇する消化酵素の指標である
✓ 4. 正しい
ALT〈GPT〉
肝細胞に豊富な逸脱酵素で、肝細胞障害で上昇する肝障害の指標
ポイント
  • ALT(GPT)は肝細胞由来の逸脱酵素
  • ASTと併せて肝細胞障害を評価
  • アミラーゼ=膵、BUN=腎、CRP=炎症
比較表
主な血液生化学検査項目と対象臓器
検査項目主に反映する臓器・病態
ALT〈GPT〉・AST〈GOT〉肝(肝細胞障害)
アミラーゼ膵臓・唾液腺
尿素窒素〈BUN〉腎機能・蛋白代謝
CRP炎症・感染
キーワード
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